人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Strategy
今日は授業紹介。

第二タームになってより実践的な授業になってきたと前に書いたが、他の教科との繋がりや係わり合いも少しずつ分かるようになってきた。例えば、ストラテジーの授業でもファイナンスの基本的な話を理解している前提で話が進むし、マーケティングの価格決定などはコストアカウンティングの理論が不可欠だ。オペレーションの授業でも定量分析で学んだことが重なり合うことがある。第一タームは、ちぐはぐだったパーツが少しずつ重なりあうことで全体的に事象を捉えられるようになってきたということだろうか。クラスメイトからも、今タームに入って授業が面白くなった(役に立つ)との意見をよく聞く。

ストラテジーの授業も評判の良い授業の一つだ。この授業では、主に大手(マイクロソフト、ホンダ、アップル・・・)を中心としたケースを取り扱っている。ネットスケープ全盛だったインターネット初期。そこから、いかにしてマイクロソフトがIE(インターネットエクスプローラー)のシェアを個々まで伸ばしてきたのか。PCのシェアではマイクロソフトに大きく後れを取るアップルの復活劇とは、何故シリアル(コーンフレークなど)業界のビッグ3は常に安泰なのか、ペプシコーラの対コカコーラへの対抗策など。身近な企業が多いのでイメージもしやすく、それらの企業が何故成功(または失敗)したのかをケースに適したフレームワークを使いながら分析を進める。これが“正しい答え”というものはないのだが、分析する為のアプローチを身につけられるのでいつも興味深く聞いている。

教授は、人柄のよさが顔に滲み出ているような人で、オーソドックスだが教え方も丁寧でクラスでも人気の教授の一人だ。“正解は一つだけではない。ケースを覚えるのではなく、アプローチを身に着けろ”が口癖で、大抵は我々の意見を受け入れてくれるが、明らかに?な意見に対しては理路整然と反論し否定してくる。このクラスはいつも議論に満ちている。
by life-iedemadr | 2009-04-05 20:33 | MBA 2nd Term
<< エクスカーション イースター >>