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メディアの力
最後の一科目Media & Persuasionの授業も残り3回となった。中間テストも終わり、現在は最終グループレポートに取り組んでいる。授業開始後にこの科目をドロップした学生も結構いるようで、最初見ていた顔も10人くらいは見ないようになった。

中間試験終了後に実施された生徒からのフィードバックでは、以前の記事にも書いた通り「リーディングの量が多過ぎる」、「特定の生徒の話が長過ぎる」という意見が多かったようで、前回からは少し改善の余地が見られる。

特にこの時期、授業による過度の要求は就職活動などの妨げになるので、最初はこの授業を消極的に捉えていたがここまでやり通してみて学ぶことは多かったと思う。私が無知だっただけかもしれないが、オバマ大統領の選挙活動を通してアメリカのメディア活用術の凄さ、そして対応の早さには関心させられた。(今後は政治活動に関しても日本はアメリカの後を追っていくのだろうが、そこまでに3年以上は掛かるかもしれない。) 最終レポートの調査で色々と調べてみると、1900年の始め頃からアメリカでは既にPublic relations (広報活動)が確立されていたようだ。現在はアメリカの朝食で定番となっているベーコン&エッグもその先駆者エドワード・バーネイズによって施されたベーコン販売会社の救済キャンペーンがきっかけだったことに驚く。授業では彼についてこれまで一度も触れられていないが、彼の実施したキャンペーン活動はこの授業で学習した理論と付き合わせても大抵が当てはまるので妙に説得力が増している。使い方次第でメディアの力は国をも動かしうることを肌で感じている。
by life-iedemadr | 2009-11-26 09:50 | MBA 4-5th Term
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