名経営者がなぜ失敗するのか?
名経営者がなぜ失敗するのか?を読んだ。タイトルにある通りこれまで名門と言われた会社がなぜ失敗したのかを研究して纏め上げた本。データは、イートイズ、パワーエージェント、エンロン、ワールドコムなど51社を元に整理されている。まず初めに、失敗例の紹介、そして失敗の原因、最後にその失敗を如何にして避けられたかの分析がされている。
日本企業の例では「己の失敗に学ばなかったツケ」として雪印乳業が挙げられていた。50年前に食中毒で1900人以上の学童に被害を出した時、その対応、事態究明、解決策、社内組織変更など素晴らしく、日本最大の乳製品メーカーとなった奇跡が書かれている。一方、2000年の食中毒事件では、現場対応や社長会見も散々で様々な衛生基準違反や業務記録の改ざんも発覚した。その後、雪印食品でも安いオーストラリア産の牛肉に国産のラベルを貼り、差額を着服するという事件が勃発。なぜ彼らがそこに行き着いたかが分かりやすく書かれてあって面白かった。
ゼネラル・マジック、サムスン・モーターズ、ウェブバンの失敗は、経営者達がかつ大株主であり、放漫経営の結果と結論付けている。本来は有効であるはずの経営者と所有者の健全なバランスが崩れた結果であり、このような例は他にも多く存在するようだ。日本でも中小企業の大半はこのオーナーワンマン社長が存在しており、彼らの力量、リーダーシップ如何だけで、同規模の会社でも「輝きある会社」と「死んだ組織」とに二分されている。この本は”名経営者”中心に書かれてあるが、私も一般の中小企業のオーナー社長の一存(わがまま)により、社員のやる気低下社内秩序の崩壊イエスマンの集合体、を引き起こしている会社をいくつか見たことがあり、なるほどと思った。
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by life-iedemadr | 2008-09-26 16:33 |
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