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MBAとは
卒業式から10日経ち少し落ち着いてきたので、これまでの13ヶ月を振り返った感想を少し書きたいと思う。

MBAは本当に必要なのかどうか?」これは自分がずっと自問自答してきたことだ。そもそも何故このような疑問が起こるかというと、受験勉強時代から含めてやはり膨大な時間・費用が必要になるからだと思う。(社費でMBAへ参加される方は少し違うかも知れない。) そして、この質問に対する現在の私の回答は、“それは人それぞれ”だということ。(MBA的な回答It depends on…ですみません。) つまりそれぞれの目的によって大きく変ると思うのだ。経営能力を付けたい、英語で世界中の人達と議論したい、ネットワークを世界中に広げたい、過労続きでしばらく仕事から離れたい、もう一度学生生活を送りたい、転職用のステイタスとして・・・など色々と考えられる。

そもそもMBAは一つの学位であり資格的な要素はほとんどないので、MBAを持っていないと出来ないことなど何も無いはずだ。しかも、MBAは先に挙げたそれぞれの目的をクリアする為の一つの手段にはなり得るが、MBAでないと駄目な理由は一つもない。(MBA取得という経歴が欲しい人は別。) さらに、MBAで学べば経営者や管理者としての成功が約束されているわけでもない。我々が(少なくとも私が)MBAで学習したのは、経営能力全般を身に付ける為のほんの基礎の部分であり、初心者が少し学んだ程度ではその道の専門家(マーケティング、ファイナンス、ストラテジーなど)の足元にも及ばないのだろう。

それでも母国語ではない英語を駆使しながらのMBA生活をやり通せば、間違いなく辛抱強くはなるし、考える癖は身に付くようになると思う。更に、世界中から集まった(IE Business SchoolのDeanの最近のインタビューでは、延べ86ヶ国からの学生が集まっているとのこと。) 何らかの野心を持った仲間達と同じ空間で過ごすという経験。これは普段仕事をしていては中々味わえない体験になるはずだ。

私がMBAに本気で挑戦するきっかけになった言葉を紹介します。
以下、「AMO in CAMBRIDGE」のAMOさんのブログより抜粋。

Willingness to Take Risk

To laugh is to risk appearing a fool.
(笑うと、バカだと思われるリスクがある)

To weep is to risk appearing sentimental
(泣くとセンチメンタルだと思われるリスクがある)

To reach out for another is to risk involvement
(人にアプローチすると巻き込まれるリスクがある)

To expose your feeling is to risk rejection
(感情を見せると拒絶されるリスクがある)

To place your dreams before the crowd is to risk ridicule
(夢を語るとバカだと思われるリスクがある)

To love is to risk not being loved in return
(愛すると、見返りに愛してもらえないリスクがある)

To go forward in the face of overwhelming odd is to risk failure.
(変ったことをしようとすると失敗するリスクがある)

”But the risk should be taken, because ”

(しかしリスクは取るべきだ、何故なら)

Because THE GREATEST HARZARD IN LIFE IS RISK NOTHING.

(何故なら、人生において一番危険なことは、何もリスクを取らない事だからだ)

The person who risks nothing does nothing, has nothing, is nothing.

(リスクを取らない人は、何もしないし、何も持たないし、何者でもない)

He may avoid suffering and sorrow, but he cannot learn, feel, change, grow, or love.

(リスクを取らなければ、悲しむことも苦しむこともないだろう。ただし、それでは、学べない、感じる事が出来ない、変われない、成長できない、そして愛する事も出来ない)

Chained by his certitudes, he is a slave. He has forfeited his freedom.

(確実なことだけに縛られた、リスクを取らない人は奴隷と同じだ。自由を奪われたも同然だ)

Only a person who takes risk is free

(リスクを取る人だけが、『自由』を勝ち取る事が出来るのだ)
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by life-iedemadr | 2009-12-31 19:58 | その他
IE Business School 学校説明会
既に各校で2010年度入学へ向けての選考も始まっている時期だと思いますが、今日は学校説明会のお知らせです。1月20日にアゴス・ジャパンでIE Business School学校説明会が行われます。本年度の卒業生も参加するようなので最新情報を聞けるチャンスかと思います。出願予定の方や受験を迷っている方は是非登録して参加されることをお勧めします。
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by life-iedemadr | 2009-12-29 05:15 | その他
盗難騒動
卒業式から数日後、マドリッドの部屋も無事に引渡しが完了し大きい荷物を抱えてバルセロナへ向かった。マドリッドではとにかく“盗難だけには気をつけるように”と学校からも何度も注意を受けていたが、幸いにして私は何事も無くマドリッドで16ヶ月を過ごすことができた。マドリッドに感謝をすると同時にどこか悲壮感も感じながらマドリッドを後にした。

そして、バルセロナの空港から宿泊予定のホテルまで移動。カタルーニャ広場で電車に乗るために大きなスーツケース、リュックサック、そしてコンピューターの入った鞄を運んでいた時、髪に何か掛かった感覚が。「まさか、鳥の糞?」と思いつつも両手は塞がっているのでそのまま地下鉄の改札口に向かった。

f0171157_8421312.jpgその時、一人の男性が横から「君の後ろは凄く汚れている」と言って近づいてきた。抱えている鞄を見ると、何か茶色のものがベットリと着いていた。「髪も汚く汚れている・・・」などと言うので、仕方なくカタルーニャ広場にある階段の端に荷物を置き、そこに座ってティッシュペーパーで汚れを落としていた。どうも、髪を染める時に使うような染め粉の液のようで簡単には落ちそうに無い。コートにもかなり染みがついていた。

そうしていると、60代くらいの女性がやって来て私にお金をせがみ始めた。あまりにもしつこく、私は苛々していたので「私はお金を持っていない」と大声で叫んだ。その後も、女性はまだ私の周りをうろうろとしていた。そこへ先ほどの男性がティッシュを持ってやって来た。私は「ティッシュは沢山あるからいらない」と言ったが、あまりにも「何の問題も無い。使ってくれ。」と言うので、そのティッシュに手を伸ばそうとした。その瞬間、私の背後でノートパソコンの入った鞄に手を掛けて盗もうとする別の男が。何が何だか一瞬分からなかったが私は彼の鞄を持っている手を思い切り殴りつけた。私のパソコンは古いので重いことも手伝ってか彼は堪らず鞄を手放した。次に私が大声で「!?!?!?」と怒鳴り上げると、3人は逃げるようにして去って行った。(かなりの罵声を上げたが、何語で何と言ったのかははっきり覚えていない。) 私の声で周りにいた数人は不思議そうにこちらを見ているが、状況が分かっていない為か誰も助けようとする人は居なかった。正直、一人くらいなら捕まえられたが荷物があるので私はその場を離れることも出来なかった。こんなに腹からムカついたのは久々だった。

私の鞄に染め粉の液が着いた時点で「何か怪しい!!」と思っていたが、彼らは全員がグルだったのだ。それにしても3人をも相手によくも自分の所持品を守ったと思う。あまりに腹立たしかったのでFacebookにこの出来事を書いたら、皆から激励のメッセージやメールを貰い気分も少しスッキリした。その後は、周りに居る人全てが盗人のように見えてしまう。だがこの出来事で、「ここは日本のように安全ではない」ということを肝に銘じることが出来た。

その後のバルセロナではスペインMBA生徒の間では有名人でもあるIE Business Schoolの日本人卒業生(現在はバルセロナで起業されています)に会い、いつものようにスペインでの楽しい時間を過ごすことが出来た。
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by life-iedemadr | 2009-12-27 08:50 | その他
最後のパーティー
卒業式が終了した日の夜、IEの学生が主催するパーティーがあった。私は自分の部屋の荷物なども梱包したりする時間が必要だったのでチケットを買っていなかった。また、この日は両親が来ている人も多かったので参加者は少ないのでは?という思いもあった。

家で荷物の整理をしていると友達数人から「これが本当に最後だから・・」という声を掛けられ、自分も参加することにした。ところが、650枚販売していたチケットは既に完売しており右往左往してしまった。結局はクラスの代表者から1枚余ったチケットを貰い何とか中に入ることが出来た。

f0171157_9421952.jpg中ではIE Business SchoolのMusic Clubの生徒達が演奏を始めていた。その日はほぼIEの生徒達だけで埋め尽くされていた。大袈裟だが今後もう二度と会うことのない人達が大半だろうと思った。だから、その日は出来るだけ多くの人達と話をするようにして写真を撮ることにした。


f0171157_9431011.jpgいよいよ最後の別れの時。恥ずかしい話だが、一番仲の良かった友人と肩を叩き合った時は涙がこぼれ落ちていた。彼らとはまたどこかで会うはずだ。だが、これまで一緒に過ごしてきたような密な時間を過ごすことはもう無いのだ。高校や大学の卒業式ではそんな感慨深くならなかったが、日本の反対側に住んでいる彼らの事を思うと不思議と胸が熱くなった。
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by life-iedemadr | 2009-12-24 09:46 | MBA 4-5th Term
卒業式
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昨日は卒業式へ出席して、卒業証書を貰ってきた。場所はレアル・マドリッドのスタジアムの目の前にあるマドリッド議事堂。International MBAの約400名とIE Business Schoolの別のマスターコース150名で共同開催された。


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式は堅すぎず柔らかすぎず、周りの評判もかなり高かったようだ。学長などの挨拶の後は、全員が舞台上で卒業証書を受け取ったり、優秀者やベストプロフェッサー賞の表彰が行われた。


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個人的にこの手のイベントは正直あまり期待していなかったが、とても満足度の高い式だった。そして、色々な人達から祝福を受け自分がこうしてMBAを取得したことを実感できた瞬間でもあった。
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by life-iedemadr | 2009-12-19 18:13 | MBA 4-5th Term
卒業式前夜祭
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昨日はクラス最後のディナーパーティ。クラスプレジデント主導で各表彰も行われた。旅行中だったり、既に両親がマドリッド入りしている学生も多かったので参加者は少なめの30名少々だった。


f0171157_0173238.jpg話は今後の予定や仕事のことがメイン。不況ということもあり、就職率も思っていたほど高くはない。MBAが始まった頃はクラスの半数近くが「可能ならスペインで仕事を探したい」と言っていたが、スペイン人以外でスペインでの仕事を得た人はほんの僅か。ギリシャ格下げ後、その次の候補として挙がっているこのスペインで仕事を探すのは至難の業のようだ。

私は風邪で完全にダウンしており、行くのを躊躇していたが何とか行けてよかった。最近のマドリッドは雪が降るほど寒く、そして緊張感が取れたこともあってか、クラス内でも風邪気味の人がかなりいた。1年前のこの時期、先輩方も風邪をこじらせていたり、風邪が理由で卒業式に行けなかったりしていたのを思い出す。さて、いよいよ明日は卒業式だ。参加できない家族の為に、インターネットを使ったライブ中継も行われる予定だ。
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by life-iedemadr | 2009-12-18 00:27 | MBA 4-5th Term
Party after final
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最終試験終了後は全員が何かから解放されたかのような笑顔で酒を飲み交わしていた。口々に“おめでとう”、“MBAホルダーだ”などと言ってはいるが正直なところまだ誰も実感はないようだった。

1年間に凝縮されたカリキュラムの為、常に何かに振り回されている感じが続いた。そして、そこから開放された今でも、まだ”時間に追われる・・”という感覚がどこかに残っており、ハッと目が覚めて初めて現実に気付くことがある。
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by life-iedemadr | 2009-12-11 21:48 | MBA 4-5th Term
卒業試験
ついにMBAの卒業試験が終了した。

予定では余裕を持って卒業試験を迎えるはずだったのだが、結局はプレゼン資料が完成したのがなんと発表の約30分前というギリギリの状態。プレゼンは時間を気にしていたので少し早口になってしまったが、キーポイントはしっかりと説明できていたと思う。

担当教授は3名いるのだが我々の担当は全て数字系。(アカウンティング2名+定量分析1名) 受けた質問はストラテジーに関する1つだけだったが、思っていた以上に深く突っ込んだところまで質問された。

とりあえずこれで卒業式を残して全てのMBAプログラムが終了したことになる。昨日もほとんど寝ていないので今は何も考えずに少しボーっとしたい気分だ。今夜は各クラスで色々とイベントが組まれている。クラス全体で集まるのは今日が最後になると思うので今夜は長くなりそうだ。
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by life-iedemadr | 2009-12-09 20:33 | MBA 4-5th Term
パートナー
いよいよ明日が卒業試験。週末から昨日にかけて我々はずっと学校で閉門時間まで作業していた。周りのグループと比較すると、リサーチにかなりの時間を費やしていることもあり我々は少し進捗が遅れ気味。ケースが渡されてから中4日間で纏めるには少し内容が濃過ぎる。それでも方向性や戦略はほぼ固まったので今日は早めにスライドとレポート作成に取り掛かれるはずだ。(もう完成してるグループもあったが・・・)

f0171157_2011653.jpg私のパートナーはMBAが始まってから何となく縁の深いブラジル人。彼はテレフォニカからの派遣で来ており、オペレーション専門。彼は天才肌的な要素を持っており、ストラテジーなどに興味がある。クラスでも意表をつく発言をしたり、例えばテストなんかもマーケティングはクラストップ、一方で経済はクラスほぼ最下位といった具合だ。良く言うと何があっても自分を貫き、ほとんど他人に左右されない。学生の批判が多い授業でも興味を持ち、関連する本などをいつも図書館で探している。教授からの評判は良いようだ。悪く言うとちょっと変わり者、というより周りに合わせられないタイプ。行動が読み辛い。

f0171157_2015791.jpg彼とは同じクラスだったがどちらかというとIE Business Schoolが主催するネットワークの場で仲良くなっていった。(いつも最後まで残っていた中の一人という表現が正しいかもしれない。。) お互いの得意分野が違うということでパートナーを組む事になった。彼が探してきた文献は既に20近くになるがその甲斐もあってか少し光が見えてきた。さて、最後の作業開始だ。
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by life-iedemadr | 2009-12-08 20:03 | MBA 4-5th Term
DCカード
昨日は持っているクレジットカード(DC)が利用できないとかで予想外にバタバタしてしまった。

日本行きのチケットで安いやつを見つけたので、オンラインで購入。その後、自動送信となっているフライト予定などが記載されたメールを受信。ここまでは、順調だった。ところがその後、クレジットカードが拒否されたという理由で支払いが完了してないとの旨のメールが。“大至急連絡を・・“と書いてあったのでそこにある番号に掛けようとするが、何故か私の携帯からは00800….という番号には掛からない。以前も同じようなことがあったことを思い出す。とっさに頭に浮かんだのがスカイプからの電話。以前に友人がスカイプを利用した電話は便利で安いと聞いていたので急いでプリペイドの支払いを済ませ、もう一度掛け直してみる。00800….“この番号は無効か掛けられない・・”という感じのメッセージが。一体この番号は何なのだろうか。(フリーダイヤル?)

その後、格闘すること10分少々。何とかスペインの窓口の電話番号を調べ出せたので、今度はそちら(+34 934…)へ電話。この番号は携帯からでも掛けられるのだが、せっかくプリペイドも購入したのでスカイプを利用した。予約番号などを伝え確認してもらうと、やはり「クレジットカードが無効なので他のクレジット番号を伝えて下さい。」と言われた。クレジットカードはJALカードの一枚しか持っていないので、誰かに借りるしかない。両親へ連絡しようと思ったが時間が気になったので、スペインの友人に借りることにした。本人確認などを済ませ待つこと数分。チケットが発行されたとのメールが入り少し肩を撫で下ろす。因みに、スカイプの一般電話への通話は音質もよくかなり便利でした。

一方で気になったのがどうして私のクレジットカードが使えないのか。実際にスカイプのプリペイド支払いも出来ているし、カードが無効になっているはずはない。確か以前は航空券20万以上の金額の時に同じように一度拒否されたが、今回は10万未満。これまで入金不足など一度も無いので限度額もそこそこ上がっていたと思うのだが。24時間対応していることを期待してDCカードへ電話してみたが、営業時間外だったのでまた改めて電話するしかない。そう言えば前にレストランでもカードが反応しないとか言われたことがあった。その時は現金を持っていたからよかったが、こんなことが頻繁に起こるのはちょっと困る。
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by life-iedemadr | 2009-12-06 08:01 | その他